こんにちは。うちPです。
顕微鏡について、複数回に分けて書いてみようと思います。
今までのように、細かい話は除きますが、
これまでの内容と比較するとマニアックなものになると思います。
研究室で顕微鏡を使い始め、少し慣れてきた学生などの参考になればいいかなと思っています。
生物系の研究で特に使用頻度が高そうな(個人的見解)
「位相差顕微鏡」「微分干渉顕微鏡」「蛍光顕微鏡」「共焦点顕微鏡」
にスポットしてみます。
学生実習などでは「位相差顕微鏡」や「蛍光顕微鏡」は使うことが多いのではないでしょうか?
今後増えるかもしれません(笑)
第一回:顕微鏡とは
第二回:明視野顕微鏡、位相差顕微鏡
第三回:微分干渉顕微鏡
第四回:蛍光顕微鏡 1~蛍光とは~
第五回:蛍光顕微鏡 2~フィルター~
第六回:レンズの特性
第七回:共焦点顕微鏡
(第八回:共焦点顕微鏡の種類)
今のところこんな感じの予定です。
あくまでも”予定”です。
書き終えるのに時間がかかりそう(笑)
顕微鏡とは
ということで、まずは
顕微鏡とは何ぞや?
おそらく、小学校や中学校で一度は使ったことがあると思います。
こいつです。
Amazon.co.jp: ミザール ML顕微鏡 ML-1200: カメラ
小さいものを、レンズを使って大きく見るためのものです。
もちろん、研究で使っているのはもっとちゃんとした(?)やつです。
鏡で光を集めたりはしてませんよ(笑)
一言で顕微鏡といっても、仕組みの違いによってさまざまな種類があります。
上の図のように、サンプルに光を当てて、
その反射光や透過光などを見るタイプのものを
光学顕微鏡
といいます。
光の代わりに、電子線というものを使うのが電子顕微鏡です。
SEMとかTEMとか。
光学顕微鏡よりも細かいものを観察することができます。
今回は、光学顕微鏡以外触れません(笑)
そんでもって、光学顕微鏡の中にもたくさんの種類があります。
明視野、微分干渉、蛍光、共焦点、などなど。。。
キーエンスのホームページに顕微鏡の種類がたくさん載っていたので、リンクをのせておきますね。
主な種類と性能 | 顕微鏡を知る | 顕微鏡入門ガイド | キーエンス
これらすべてを使うことは珍しいと思います。
この中でも特に、生物系の研究室で使用頻度が高そうなものについて
書いていこうというシリーズになります(笑)
ということで、
第二回めは
「明視野顕微鏡と位相差顕微鏡」
について書いてみます。